バランスシートとの出会い
バランスシートの中で、負債と株主資本(エクイティ)の比率を資本構成といいますが、資本構成は企業価値や株価にどのような影響を与えるのでしょうか。
まず、完全で効率的な金融市場(完全資本市場)を前提に理論的な結果を導き出し、その後、法人税や倒産の可能性といった現実的な要因を検討した上での結果をみていきます。

完全資本市場で、
@コストなしに自由に取引でき、
A情報がコストなしに入手でき、さらに
B取引しても価格に影響を与えない条件で、
C法人税がない状況では、資本構成を変えても株主や債権者に帰属するキャッシュフロー合計額は変化しないため、企業価値や出会い系株価は変化しません。

例えば、家庭用のパソコンを家族の誰かが買う際、貯金(資本)で買っても、ローン(負債)で買っても、両方の組み合わせで買ってもパソコンの価値はパソコンそのものからくるのであり、パソコンそのものの価値は変わらない、ということです。
これがモジリアニ&ミラーの法則です。

一方、理論的な世界と違い、現実の世界では債務不履行や倒産可能性、といったことから企業価値が低下する負債のリスクがあることと、また負債利子は税控除の対象となり、法人税による節税効果により企業価値を高めることになること、が存在するため、両者のバランスをコントロールし、最適な出会い系資本構成を決定する必要があります。

しかし、実際には、最適解を求め、実行させることは困難で、「返済が安全確実にできる出会い範囲」、及び「資金繰りに行き詰らない」といった2つのポイントを前提に同業他社を参考にした上で実施されています。
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